TREE SELECTION
ヤマツツジ
✿特徴&魅力
日本の野生種の代表の一つで、比較的低い山から亜高山までどこでも見られます。葉は楕円形で、光沢のある深緑色。冬になると昨年の古葉だけ赤く色づき落葉します。半落葉樹なので全部の葉を落とさず最低限の葉を残して越冬します。花の色は朱色が基本ですが、多種と交配しやすく、白・紅・それらの中間色など色々なバリエーションがあります。花は控えめですが、その素朴な佇まいや野趣溢れる枝ぶりが魅力的です。
躑躅(ツツジ)は音読みするとテキチョク。「行ったり来たり」「躊躇する」という意味のことばです。その由来には、「あまりに美しい躑躅の花に見惚れ足を止めたから。」「ツツジには毒があり、羊が食べるとふらふらするから。」と所説あるようです。